概要

suisankagakukan_s水産科学館は北海道大学函館キャンパスにある水産学部の施設として1958年に開館して以来,水産関係資料を広く一般に公開してきました。その展示施設としての性格から,総合博物館と水産学部は水産科学館の総合博物館分館化を検討し,2007年4月1日に正式に分館として位置づけられました。

目的

(1) 水産関係資料,特に北方関係の実物・標本・模型・文献類を収集
(2) 資料の整理・分類の上保管
(3) 教育研究用の資料目録・解説書を刊行
(4) 国内外の研究者に当該データを提供するとともに,水産関係の知識を一般に 普及すること

主な展示内容

魚類などの展示

世界の代表的な魚類約550種を系統進化の順に配列・展示しています.この中には普段見ることのできない深海性サメ類のラブカや,全長1mを越えるアカマンボウなど,ユニークな魚類も多く含まれます.これらの標本のうち,ヌタウナギ類,ヤツメウナギ類,軟骨魚類(サメ・エイ類),およびアンコウ類についてはアクリル水槽による展示を行っており,いろいろな角度からじっくりと細部まで観察することができます.その他,軟体動物や海藻類の標本も陳列され,その中には世界的にも貴重な頭足類(タコ・イカの仲間)の標本が含まれています.

漁船の発達展示

江戸時代から明治初期まで本州と北海道を往復した弁財船(和商船),明治期に全国各地で使用された和船などの日本の漁船の発達を研究する上で貴重な資料である漁船模型をはじめ,網具模型,釣具模型など約2,500種6,000点を展示しています.

水産加工品などの展示

真珠,貝細工,鼈甲(べっこう)などの水産加工製品,および水産増殖や海洋関係の写真,パネル,模型などを展示しています.これらの中には現在では入手が極めて困難なものもあり,非常に貴重な標本群です.