北大総合博物館がつなぐ「モノ」「コト」「ヒト」

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1999年春に開館した北海道大学総合博物館は、こうした北大の多様な研究の伝統を今に伝えるとともに、最先端の研究をさまざまな実物資料や映像で展示・紹介しています。博物館にある「モノ」たちは、「コト」(=事/言)つまり情報とセットになることで、歴史や未来を語ってくれます。来館者の皆様に一つ一つのモノの背後にある「コト」にもぜひ目を向け、あるいは耳を傾け、そこから思いをふくらませてもらえるような博物館でありたいと考えています。

当館ではまた、北大の目指す全人教育を担う「ミュージアムマイスター」の育成や、標本資料の準専門家としての「パラタクソノミスト養成講座」など、未来を見据えたユニークな教育活動を行っています。さらに、標本整理や展示解説などではボランティア活動も盛んです。学生や教職員だけでなく市民に親しまれる、開かれた博物館として、多くの「モノ」と「コト」、そして「ヒト」との出会いの場を創りたいと願っています。

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日本語版(Japanese) 英語版(English)

使命

  1. 学術標本の保管・整理、次世代への継承と情報の提供
  2. 学術資料を用いた学際的研究分野の開拓
  3. 展示・セミナー等を通じた教育普及活動
  4. 博物館文化の創造と発信

目的

  1. 400万点にも及ぶ北海道大学開学以来の貴重な学術標本、資料、芸術作品などの散逸、劣化を防ぎ、学内外の研究者が利用可能な状態に整理、保存(研究展示)し、一部を一般公開する。
  2. 多くの遺跡、歴史的建造物、豊かな自然を擁する北海道大学キャンパス全体を博物館としてとらえ、来訪者に本学の紹介をする。
  3. 北海道大学で展開されている学術研究・教育の成果、進捗状況を実物で伝え、本学の学術情報発信の拠点とする。
  4. 歴史的資料に基づき、日本近代精神の源流と評される北海道大学に通底する精神を紹介する。
  5. 北海道大学の学生に、本学に通底する精神、研究の伝統と蓄積、将来に向けての発展性を示し、本学に学ぶ喜びと幸運を再認識する機会を与えるとともに、本学の教養教育における全人教育、実証主義的実学教育の発展に寄与する。
  6. 展示公開、見学会、講演会、演奏会等を通じて、地域社会の人々、小中学生、高校生等の学習に貢献するとともに文化に触れる機会を提供する。