化石とともに、時間の流れを体感してみてください。

青く広がる海と空、深く生い茂る森や溢れ出る湧き水。この美しい地球には、175万種を超える生物がすんでいます。地球に生命が誕生したのは、約38億年前。私たちを取り囲んでいる生命は、地球というゆりかごの中で、気の遠くなるような時間をかけてゆっくりとゆっくりと、つちかわれたものなのです。

古生物学とは、約38億年という長い歴史のなかに実在していた生物を「化石」という形で発見し、生命の歴史をたどっていく研究です。どのような環境に、どのような生物がすんでいたのか、環境と生物の関連性や生命の神秘を紐解いています。

泥や砂などは、水に流され風に吹かれていき、地面にミルフィーユのように層になってつもります。これを地層といい、この中にはそれぞれの時代にすんでいた生物が化石となって残されることがあります。まるで古い書物を読むように、地層というページを一枚一枚めくっていくことで、思いもよらぬ太古の生物が発見され、生命進化の神秘を伝えてくれるのです。

生命の歴史をたどることで、進化という現象を見ることができます。進化を研究している研究者はたくさんいます。しかし、古生物学だけは、まるでタイムマシーンに乗っているかのように、地層をめくることで過去に実在していた生物を手に取ることができる唯一の学問です。

この「古生物学の部屋」では、生命の歴史を展示しています。当館に収蔵されている化石とともに、時間の流れを体感してみてください。