【4月23日 報告】ノーベル賞特別展示 関連セミナーを開催しました
当館、「知の統合」コーナーにてノーベル賞特別展示関連セミナーを開催しました。
〔第一部〕
「ノーベル賞研究はどんな環境で生まれたのか」
講師:白濱 晴久/北海道大学名誉教授
進行:村松弘規(北海道大学 農学院 修士1年:HOKUDAIミュージアムマイスター)
鈴木先生が研究を始められた当時の様子や、北海道大学での触媒研究が世界に通用する先端研究を常に行っている事を講演の中で語っていました。
参加者へは、白濱先生直筆の資料(B4 4ページ)が配布され、セミナーでは話し尽くせない内容も含まれています。
- ノーベル賞を受賞するまでの経緯
- 有機化学の仕事
- 鈴木先生が学生であった頃の有機化学の状況
- 北大で行われたレベルの高い化学研究
- 北海道大学の天然物化学
- 学生教育の特徴 -自由な捕らわれない発想
- 鈴木さんの若い頃の研究、人柄と運
〔第二部〕
鈴木-宮浦クロスカップリングの公開実験
講師:山本 靖典/北海道大学大学院工学研究院 助教
サポート:倉 千晴(北海道大学 工学部 3年:HOKUDAIミュージアムマイスター)
鈴木-宮浦クロスカップリングの実験を行いました。実験の様子は、ビデオカメラで撮影し、会場の大型スクリーンに投影しました。実験には、会場に来ていた女の子にも参加してもらいました。参加者からは、「目の前で、鈴木-宮浦クロスカップリング反応を見れた貴重な体験でした。」という感想を頂きました。
〔会場での様子〕
ノーベル賞研究はどんな環境で生まれたのか
白濱 晴久/北海道大学名誉教授
分子模型を手に講演する白濱名誉教授
左は、進行役のミュージアムマイスターの村松くん
鈴木-宮浦クロスカップリングの公開実験
山本 靖典/北海道大学大学院工学研究院 助教
公開実験では、鈴木-宮浦クロスカップリングについても解説
会場では、実験の様子をスクリーンへ投影
実験を行う山本先生(左)、実験補助のミュージアムマイスターの倉さん(右)、
リアルタイムに実験を撮影する当館スタッフの草嶋さん(左下)