【ミュージアムマイスター認定の古郷さん、長峰さん、多久和さんが理学院優秀研究奨励賞を受賞】

2023年度にミュージアムマイスターに認定された古郷優平さん(理学院博士課程2年)が2024年度理学院優秀研究奨励賞を受賞されました。
続いて、同じく2023年度にミュージアムマイスターに認定された長峰実央さん(理学院博士課程2年)と2024年度にミュージアムマイスターに認定された多久和隼さん(理学院博士課程1年)が2025年度理学院優秀研究奨励賞を受賞されました。

「2024年度 理学院優秀研究奨励賞の授賞式が執り行われました」-北海道大学大学院理学院HP

「2025年度 理学院優秀研究奨励賞の授賞式が執り行われました」-北海道大学大学院理学院HP

 

 

古郷優平さんは、「微分幾何学に現れる可積分系の準周期解とその曲面」の研究で受賞され、現在も理学院博士課程数学専攻で研究を継続されています。以下、古郷さんからコメントをいただきました。

このたびは理学院研究奨励賞を賜り、誠に光栄に存じます。日頃よりご指導いただいている先生方、研究に関わってくださった皆さまに心より御礼申し上げます。
私の専門は可積分系と微分幾何学という、数学の中でも抽象的な分野です。一見すると博物館活動とは直接の結びつきがないように思われます。しかし、研究の面白さや学問の価値を社会へ開き、知の営みを次の世代につなぐことは、専門の内容に関わらず研究者にとって重要な役割であると考えています。ミュージアムマイスターとしての経験は、その意義を改めて感じる貴重な機会となりました。今回の受賞を励みに、今後も研究に誠実に取り組むとともに、学問の魅力を広く伝える活動にも継続して取り組んでまいります。引き続きご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

長峰実央さんは、「A-超幾何微分方程式系の研究」で受賞され、現在も理学院博士課程数学専攻で研究を継続されています。以下、長峰さんからコメントをいただきました。

 この度は研究奨励賞を頂き、身に余る光栄です。支えてくださった皆様に深謝いたします。最近は思うように研究が進まず、先々を案じるご心配も賜りましたが、ありがたいことに今回は小さな形で応えられました。本賞が学位取得後の進路に良い風となるよう、学生生活における研究を一歩ずつ確かに進めてまいります。今後も初心を忘れず、着実に成果を積み重ねてまいります。

 

 

 

 

 

 

 

 

多久和隼さんは、「竜脚類における頚部の進化:四肢のゲージ幅が頚部にもたらす影響」の研究で受賞され、自然史科学専攻地球惑星システム科学講座で博物館の小林先生のご指導の下で研究を継続されています。以下、多久和さんからコメントをいただきました。
 このたび理学院優秀研究奨励賞を賜り、大変光栄に存じます。本受賞は、日頃よりご指導・ご支援くださった指導教員の小林先生をはじめ、研究室の皆さま、化石レプリカをご提供くださいました有限会社ゴビサポートジャパンの高橋様、そしてモンゴルの研究機関の皆さまの多大なるご協力の賜物です。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。
 今回の受賞を励みとし、ひとりの研究者としての自覚を胸に、研究活動のさらなる発展と、博物館におけるアウトリーチ活動に一層力を注いでまいりたいと考えております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

今後もミュージアムマイスターのマインドをいかんなく発揮され、ご活躍されますよう応援しています。

奨励賞受賞、誠におめでとうございます。