授業報告 2023博物館コミュニケーション特論 I 第14回 8月3日

本日の授業では、イベントや4月からの授業を通しての振り返り、アンケート結果の確認を行った。
Instagramについて、広報内容を標本などの写真を含めるといった予定ではあったが、連絡不足などもあり、投稿は数件にとどまった。標本班との連携などを通して展示物の写真などの投稿がもう少しできる状況が望ましかった。
アンケート結果について、イベントを楽しめたかどうかという設問ではあまり楽しめなかった、楽しめなかったと言った回答は0件であり、イベント自体は来館者の方に楽しんでいただけたような結果となった。標本ごとの解説を振り返ると、展示物の配置や展示室の広さなどの制約がある中で担当学生が工夫しながら臨機応変に対応した結果、スケッチなどを通してじっくり標本展示を観察してもらうというイベントの目的を来館者の方と共有することができたのではないかと考える。絵本の内容については概ね好評であった。スケッチが描きにくいなどの意見もいただいたので、実際に学生で当日のシミュレーションをもっと念入りにし、問題点を洗い出すことができればより良いイベントになったと考える。
今回のイベントでは、学生が主体となって企画立案から運営までを行った。4月の時点では何をやるのか、どんな規模になるのかなどが一切不明であったが、授業を重ねるごとに活発な議論を交わし、各々が自身に与えられた役割を遂行することで段々と形になっていった。結果としてイベント当日は学生が熱意を持って対応でき、好評をいただくこととなった。進捗が思ったように生まれない時期もあり反省点は多いものの、四ヶ月ほどの短い期間の中で私たち自身で何かを0から成し遂げたという経験は非常に貴重なものであった。
藤田知之 (理学院 自然史科学専攻 修士1年)


長峰さんがまとめたアンケート結果を各自が点検した上で、授業に臨んだ。
授業では北田さんの司会のもと、各設問について示された数値や意見を
受講生の参与観察の結果と照らし合わせて分析を試みた。


参加者アンケートでは企画内容・学生の対応ともにご好評をいただき、受講生は感謝する一方で、
特にスケジュール管理や情報共有、絵本班・標本班・広報班の連携に関して課題と反省点は多く、
この経験を今後のプロジェクト運営などの場面では活かしていくことが望まれる。

イベント当日の様子は以下のURLで公開しています。

2023学生企画「おえかきミュージアム」終了報告