2023学生企画「おえかきミュージアム」終了報告

202372930日に開催した学生企画「おえかきミュージアム」が無事に終了致しました。両日ともに、当日参加の方を含め多くの方にご参加いただきました。ありがとうございました。
本企画はエルムちゃんが博物館で出会った博士と一緒に、博士の大事なものを探す絵本を完成させるイベントでした。参加者は「ケナガマンモス」「
CAMUIロケット」「オホーツク文化」「ヤマトタマムシ」「北海道石」「ニッポノサウルス」の6種類の標本と展示のスケッチをしたりシールを貼ったりして博物館を巡りました。最後に化石を専門としている学生から、実際に使用しているフィールドノートの役割の説明を受けて、最後のピースである「博士のノート」のシールを貼ることで、自分だけのオリジナル絵本を創りました。絵本の最後には、標本解説を担当した学生が当該分野の研究者による監修を受けて完成させた解説を掲載しました。展示室では、参加者と学生だけでなく、参加者同士のコミュニケーションも見られました。道外から来られた参加者もいらっしゃり、解説に一層熱が入りました。
初日終了後には、午前と午後での人員配置や標本解説のフィードバックを行い、2日目に活かすことができました。
アンケートを実施し、集計した結果として、多くの方から本企画を「楽しめた」、絵本の「完成度は高い」、学生スタッフの対応は「とても満足」との回答を得られました。今後、更なる分析を進めていきます。アンケートの最後には100点満点で本企画の評価を求めたところ、その平均点は初日が185,608点、2日目が1,886,802,728点という驚くべき結果となりました。
企画前日まで議論や製本作業が続きましたが、無事に企画を成功させることができました。ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、改めてありがとうございました。
次回の授業では、アンケートの集計結果や当日の参与観察の様子を振り返りながら、企画の目的が達成されたかを評価し、報告をまとめます。
長峰実央(理学院数学専攻修士課程2年)

 

2023年度 理学院・大学院共通授業「博物館コミュニケーション特論Ⅰ」

担当学生
絵本班:作;小笠原浩平(獣医学院)、絵;矢倉鉄平(理学院)
標本班:マンモス;眞下大和(獣医学院)
CAMUIロケット;栗原史生(総合化学院)、向山立(農学院)
オホーツク文化;古郷優平・野田一成(理学院)
昆虫;岩﨑美穂(理学院)、諏訪友葵奈(環境科学院)
北海道石;進藤魁人(農学院)、藤田知之(理学院)
化石;伊藤政矩・多久和隼(理学院)
広報班:池内優季(農学院)、北田翔太郎(国際広報メディア・観光学院)、
植田知幸・長峰実央・中山夢斗・吉村駿斗・渡辺隼生(理学院)

教員
標本解説監修:針山孝彦(浜松医科大学医学部)
永田晴紀(工学研究院)
江田真毅・大原昌宏・北野一平・小林快次(総合博物館)
授業指導:湯浅万紀子(総合博物館)