【報告】2016年度卒論ポスター発表会

2017年3月4日(土)・5日(日)の2日間の日程で、卒論ポスター発表会を開催しました。今回はリニューアル時に1階北側に新設された「知の交差点」エリアで行いました。向かい合わせの2つの会場には卒業論文をまとめたポスターが並び、学生たちはその横で会場を訪れる方々に自身の研究成果を説明しました。

この日のために約2か月かけてポスターの改定や説明の仕方を練習してきた学生たち。最初は緊張気味でしたが、徐々に肩の力も抜けていきいきと話していました。

「博物館に来たらたまたまやっていたから」、「友達が参加しているから」、「毎年楽しみにしているから」、「新聞を見て興味がわいたから」など理由は様々ですが、例年よりも多くの方が来場し、北大生の研究にじっくりと耳を傾けていました。

ポスターセッションの後、市民と北大教職員からなる10名の審査員評価と、2日間の来場者投票によって各賞が決定し、受賞者には当館の中川光弘館長から賞状と記念品が授与されました。

今年度は以下の6名が受賞しました。

 

最優秀賞

・江口 剛(水産学部 海洋資源科学科)

「魚群遊泳による後流域発達と遊泳時エネルギー」

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優秀コミュニケーション賞

・山内 洋輔(農学部 応用生命科学科)

「緩急のあるタンパク質生合成―連続する塩基性アミノ酸配列でリボソームは翻訳を一時停止する―」

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優秀デザイン賞(2名)

・久保 孝太(理学部 地球惑星科学科)

「恐竜類の走行能力適応―ダチョウ型恐竜の走行能力と中足骨の進化―」

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・佐々木 蓉子(文学部 人文科学科)

「奈良美智作品における人形の意味―現代アートと人形―」

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来館者賞(2名)

・熊野 舞香(農学部 応用生命科学科)

「メチオニンを多量に含む豆の作出に向けて―植物におけるメチオニン生合成に関する研究―」

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・菅野 厚志(農学部 生物資源科学科)

「北海道固有とされている絶滅危惧植物は本当に北海道固有であるのか?―ウルップソウ属について極東ロシアの種を含めた遺伝解析による検証―」

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発表会の様子↓

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卒論ポスター発表会は、ミュージアムマイスター認定コースの一環で開催しています。

ポスター発表をした学生と運営に携わった学生による事後考察はこちらからご覧ください。