【6月9日開催】第3回土曜市民セミナー「北海道のアブ」


イベント詳細

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アブは、松浦武四郎の『天塩日記』や成石修の『東徼私筆』 の中で踏査を妨げる厄介者に挙げられたほか、道内の市町村史を繙くと、発生盛期に日中の農耕を休む「虻休み」の記述を見つけることが出来るほど、開拓期には厄介がられた存在でした。アブはハエの仲間で、アブ科というグループに属する昆虫で、北海道には現在 36 種の分布が知られています。その多くが吸血性で、ニッポンシロフアブなどは吸血時に牛の伝染病である牛白血病の病原ウィルスを機械的に媒介することから、命名 150 年を経た今日でも本道の主要産業である畜産にとって大きな脅威となっています。そこで、北海道に生息するアブの種類と分布の特徴や生態、そして防除方法などを紹介します。

 

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