授業報告 博物館コミュニケーション特論 I 第8回 5月29日

今回は、前回授業後のミーティングを踏まえ、各企画担当者が企画書の各ページを担当したものをまとめて10ページの企画書の形としたものを配布し、全体的な確認を行った。この段階では、主に2つの構成(ミュージアムデッキ・驚異の部屋)で、各々の中での小企画を分けると6つに細分されるイメージであったのだが、企画書の形にしてみると、6つの企画が並行していてまとまりがない印象であった。先生から、バックアップ体制があるか、安全面の問題、展示できる資料を借りられる見込みがあるかなどの点から、このままの企画で出来るのか冷静に見直しをする必要があるとのアドバイスを受け、人員配置や企画の時間について話し合った。人数が少ない中で2会場に分かれることによるバックアップ体制の不足を解決するため、1会場(ミュージアムデッキ)で行う方が良いとの結論に至った。

その後、ミュージアムデッキでの開催を前提に、資料が借りられるか否かの問い合わせ等、各企画担当が企画についての具体的な実現可能性について調査をした上で、授業外ミーティングを行った。実際に、個人個人の本番でのタイムラインを作成しながら人員配置について検討した結果、驚異の部屋(部屋内での鉱物観察を含む)は、ミュージアムデッキにおける様々な分野の資料展示が厳しいことや人員配置の問題により、今回は行わないことになった。また、科学実験については実際に作成した望遠鏡を覗きながら話し合いを行ったが、実際に完成イメージを持つことが出来ると同時にわくわくした気持ちを持つことが出来た。次回授業までに企画書を作り直し、また模型を作ることで会場の様子をイメージするつもりである。

今までは企画の1つ1つが並行していて、議論が煮詰まる傾向にあったのだが、全体的な見直しをすることで徐々に企画がまとまってきたように感じる。プレゼンテーションに向けて更なる見直しを重ねていきたい。

(理学院 修士1年 中嶋 灯奈)


運営面、安全面、必要機材など多方面から検討を重ね、企画書に落とし込む作業が続く


お互いの意見を聞きながら、具体化を進める