シラバス
科目名:博物館コミュニケーション特論 、博物館コミュニケーション特論II 映像表現 夏の陣
講義題目:(博物館における映像表現[Visual creation in museum])
責任教員(所属):藤田 良治(高等教育推進機構)
担当教員(所属):藤田 良治(高等教育推進機構)、湯浅 万紀子(総合博物館)
科目種別 : 理学院専門科目、大学院共通授業科目
他学部履修等の可否:可
開講年度:2015
期間: 1学期 (集中講義) 時間割番号 048186
授業形態: 演習
単位数: 2
対象年次: 1〜2
キーワード:博物館映像学、ビデオ制作、ビデオカメラ、撮影、ノンリニア編集、映像制作
授業の目標
博物館活動と映像は親和性が高く、展示や研究、教育など多くの場面で活用されている。本講義では、今後さらに需要が増すであろう映像コンテンツの制作方法を学ぶことにより、自らのイメージを文章や図表とは異なった媒体で表現する手法を学ぶ。
到達目標
博物館に関する映像を制作することにより、学生一人一人が映像制作のプロセスを学びスキルを身につける。映像を作るスキルの基礎となる企画力や取材時のマナーについても学ぶ。
授業では、お互いの映像作品を評価し合い、自らが伝えるべきメッセージを的確に伝えられる映像表現ができるようにする。最終的な成果物となる映像作品は、北海道大学総合博物館のウェブサイトで配信する。
授業計画
総合博物館をテーマに、映像制作の企画立案を行なう。映像編集は、Windowsに付属するアプリケーションWindows Live Movie Makerを予定している。撮影や編集のスキルは、基礎的なレベルとなっている。各自1作品を制作し、完成した映像作品をお互いに評価し合うことで、質の高いメッセージ性のある映像作品を制作する。
1. 4月のガイダンス
4月13日(月)昼休み、14日(火)昼休み、のいずれか1回(総合博物館2階 共同研究室)
2. レポート提出
5月15日(金)までに博物館のウェルカムモニターで上映する1分程度の映像作品を自分なりにプランニングし、A4判1枚のレポートとして提出する。博物館での展示や活動などをテーマとすること。昨年の作品は総合博物館のWebサイトから参照できる。「博物館コミュニケーション特論」で検索。
(ア) レポートの内容
・ 制作のねらい
・ストーリー
・必要な映像素材、撮影すべき対象
(イ) 提出先:藤田(fujita*open-ed.hokudai.ac.jp)、湯浅(m-yuasa*museum.hokudai.ac.jp)へメールで添付し送ること。
*を@へ変更してください。
2. 映像素材収集
8月24日(月)から始まる授業までに各自撮影を行ない、映像素材を集めておく。
3. 授業
8月24日(月)から26日(水)10時〜16時
中央図書館2階リテラシールーム
4. 成果
完成した映像作品は、総合博物館のミュージアムメディアラボとYouTubeで公開することを予定。
準備学習(予習・復習)等の内容と分量
4月13、14日昼休みのガイダンス時に映像作品を制作するために必要な基本的な技法、ストーリーの組み立て方を学び、課題として集中講義に必要な映像素材を撮影する。これらの講義や課題を受けて9月の講義に臨むため、予習は欠かせない。映像素材の撮影には、おおよそ3時間程度要する。
講義の中で制作した映像作品は、学生間での相互評価も行う。
成績評価の基準と方法
企画・立案力、発想力、マネジメント能力、最終的なアウトプットとして提出された映像作品によって総合的に評価する。
テキスト・教科書
学船 北海道大学 洋上のキャンパス おしょろ丸 / 藤田良治, 湯浅万紀子 : 中西出版, 2014, ISBN:9784891152970
フィールド映像術(100万人のフィールドワーカーシリーズ, 15) / 分藤大翼, 川瀬慈, 村尾静二 : 古今書院, 2015, ISBN:9784772271363
講義指定図書
参照ホームページ
北海道大学総合博物館Webサイト http://www.museum.hokudai.ac.jp/
2014年度の授業の様子 http://www.museum.hokudai.ac.jp/education/museummeister/
2014年度の映像作品 www.museum.hokudai.ac.jp/medialabo/
備考
・講義では動画を扱った授業を行なうため、動画の記録できるビデオカメラやデジタルカメラなどを持参すること。携帯電話やスマートフォン、iPhoneなども可。
・ELMSのIDを取得しておくこと。
2月の集中講義 「大学院共通授業科目 博物館コミュニケーション特論? 映像表現 冬の陣」、「理学院専門科目 博物館コミュニケーション特論(映像制作とスノーボード)」も履修することを推奨する。
この講義は、総合博物館が行うミュージアムマイスターコース(www.museum.hokudai.ac.jp/education/museummeister)の認定科目となっており、「理学院専門科目 博物館コミュニケーション特論 博物館における映像表現」と同一科目である。