授業報告 2019博物館コミュニケーション特論 III 第11回 12月11日

12 月11 日、授業時間の前、11 時半から45 分間、博物館教職員へのプレゼンを行った。貴重な時間を割いていただき、博物館教職員5人に出席していただいた。発表は「46億年定規」、「植物標本ポストカード」、「北大地図トートバッグ」&「総合博物館ピンバッジ」という順番で行った。
「46億年定規」は業者から返信が届いていない状態で発表したため、先生方はこの定規を本当に実現できるのかどうかについて強い関心を示した。
「植物標本ポストカード」は、見本として示した解説書ではあったが、文章を更に検討する必要があるという意見があった。また、実際の植物標本は台紙に貼ってあり、透明ポストカードは台紙がないために、標本らしさに欠けるのではないかという意見もあった。
「北大地図トートバッグ」のコンセプトと商品の名前についての意見があった。北大キャンパスにある植物と博物館の関連性を踏まえたコンセプトであるなら、北大植物園も入れたらどうかという提案が出された。
「総合博物館ピンバッジ」はデザインのモチーフについて質問されて、その中できちんと関連性を示した方がよいとコメントをいただいた。

午後の授業は自由討論の形にして、プレゼンしたとき指摘された問題点をまとめて、解決案を出すため班ごとで議論した。定規班は業者と電話で連絡を取ることができ、次の段階へ進んだ。ポストカード班は、完成度は高いが、解説文と残っている標本の選定についてさらなる検討した。トートバッグ班はトートバッグと解説書両方のデザインを並行して作業を進めることで一致した。ピンバッジ班は四季のデザインを統一し、充実する方針を決めた。
未だ未解決な問題が残っているが、1月からショップの方と具体的な検討を進められるようにすることでまとまった。
石姝珣 (大学院医学院医学専攻 免疫科学講座 分子神経免疫学分野)