著書:『大日本菌類誌』

1941年(昭和16)ころから伊藤はライフワークとしての菌学の研究に取りかかる。『(大)日本菌類誌』はその集大成であり、日本人によってはじめて菌類の体系づけが試みられた。菌類は膨大な種を擁し、「およそ菌類誌は一生かかっても書き尽くせない」と伊藤は記したが、28年間にわたる執筆により3巻7冊が編まれた。本書は伊藤が舘脇操に与えたもの。

→ 「実学の精神」に戻る