伊藤 誠哉 ITO Seiya(1883-1962)

 

植物病理学、菌学。農学博士。大正から昭和にかけて道内に蔓延したイモチ病(稲熱病)の総合防除法を確立。大学、農業試験場、行政そして農民が一体となった防除の取り組みを指導し、成功に導く。北海道後志管内共和町に「農民謝恩の碑」が建てられている。1935年(昭和10)4月「稲熱病の総合防除に関する研究」で日本農学賞を受賞、同年10月、宮中でご進講。1941年、農学部長、1945年11月北海道帝国大学総長、1950年10月北海道大学学長辞任。1936年-1964年、「大日本菌類史」「日本菌類誌」3巻7冊発行。1950年日本学士院会員。

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