タール癌標本
世界最初の人工的ガン発生に成功した時のタール癌標本。1913年にドイツのウイルヒョウにより提唱された「発癌刺激説」に触発され、1915年、山極勝三郎とともにウサギの耳介にコールタールを繰り返し塗ることにより発癌に成功した。実験例数101、期間70-450日、そのうち癌ができたのは31頭であった。この研究によりノーベル賞候補にも挙がった。

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