授業報告 博物館コミュニケーション特論 第2回 4月14日


 

第2回 4月14日

 

 

2回目となった今回の授業には、13 人の学生が参加した。各学生が挑戦したい企画や北大総博物館の改善点に対して、他のメンバーが意見を述べるという形式で意見交換を行った。 学生からは多様な視点から改善すべき点の指摘と企画案が提示された。

 

主な案を以下に示す。

 

1.    設備に注目

正面入り口に貼ってある総合博物館の地図が気づきにくい、北大総合博物館関連の掲示と他の博物館関連の掲示が混じっており区別しにくい、1Fから2Fへ至る階段付近の雰囲気が異なるために順路に気づきにくい等の改善点が提示された。

 

2.    博物館の展示

パネルに書いてある文字数が多く解りづらい、難解な表現を用いているために内容が理解し辛い、色あせて傷んだパネルが修復されていない等の問題点と、常設展示の図録の作成、気づかれにくい展示を記したリーフレットの制作等の企画が提案された。

 

3.    来館者の確保

中高生を呼び込むためのワークショップの開催、スタンプラリーで訪れる小学生が展示に興味を持つようなパンフレットの制作。

 

4.    ミュージアムグッズ開発

北大総合博物館のオリジナリティを出した展示やミュージアムショップの商品の開発等の企画が提案された。

 

5.    大学にある博物館の特徴

博物館と隣接した建物にいる北大の研究者及び北大の研究室を「展示」にしてしまう提案や、北大生に積極的に博物館に関わって貰うことで、博物館を通じて「今の北大生」の姿を来館者に知ってもらうという提案がなされた。

 

 

 

 

学生同士が意見交換する様子

 


それぞれが、提案を持ち寄り発表する

 

これら多様な意見の集約は今回叶わなかったため、次回も継続して意見交換がなされることとなった。次回は各自が自分で挑戦したいプロジェクトを具体化するための企画書を提出し、それを基に議論を深める。   (理学院自然史科学専攻修士1年 福田洋之)