授業報告 博物館コミュニケーション特論 第3回 4月21日

第3回 4月21日

3回目となった今回の授業には13人の学生が参加した。各人は前回挙げられた博物館の改善点や挑戦したい企画についての議論をふまえた具体的なプラン(目的・対象・内容・スケジュール・予算など)を企画書として提出した。そして、上林くんの進行でそれぞれの企画案をまずテーマ別に分類した上で議論することになった。

1. 博物館探検・スタンプラリー

北大博物館の見落とされがちな展示をピックアップし、来館者に探し出してもらう参加型企画。

2. 改装

わかりづらい展示・解説などの内容面での改善、または入り口や1F−2F間の順路の誘導、大学の研究の雰囲気を見せるなど施設の構造面の改善。

3. 案内書

対象をしぼったリーフレットや展示品を分野別に整理したガイドマップの作製。

4. ワークショップ

高校生対象の実験体験や留学生参加型の展示解説。

ただし、いずれのテーマにも当てはまらないものや複数に該当するものもあった。実行するテーマを決めるにあたって、企画を目的や対象別で考えるべきではないか、対象としての「内部」「外部」とは何か、来館の機会の提供とリピーターを確保の両立についてなど様々な面からの議論が行われた。

その結果、学生の希望や実現性によって、

 

  •      博物館探検(来館者を対象)
  •      ワークショップ(主に本学学生を対象)


の2つのテーマで実行することが決定した。学生は、それぞれの企画グループに分かれてより具体的に内容の検討を行う予定である。(理学院自然史科学専攻1年 表渓太)



持ち寄った企画書案を吟味する

 



大きく分類したテーマにエントリーする学生達