活動報告 道立近代美術館評価プロジェクト 第1回ミーティング 5月19日・20日

第1回ミーティング 5月19日・20日

担当者:佐々木亨(文学研究科)、湯浅万紀子(総合博物館)

参加学生:3名

 2007年度に始動した「道立近代美術館評価システム導入プロジェクト」の目的と経緯について、担当教員から講義を受けた。同プロジェクトは、同館が活動内容から施設にいたる対象を自己点検するシステムと、館外からの評価を受ける外部評価システムを立ち上げることを目的としている。同館の学芸課・総務課・事業課の職員と北大の佐々木亨教授、湯浅万紀子准教授から成るプロジェクトのワーキンググループでは、これまで観覧者調査やフォーカスグループインタビュー、職員のワークショップなどを通して検討を重ね、同館の使命・目標案を作成し、使命・目標に基づく評価指標案を作成した。そして評価指標の現状値を測定するためのアンケートやレビュー、統計データの抽出といった調査を行い、更に調査を続けて評価指標の改訂も行った。今年度は、改訂された評価指標に基づいて現状値調査を実施する。毎年、報告書がまとめられている。

 このプロジェクトに参加するミュージアムマイスターコースの受講生は、前期は道立近代美術館で6月9日から7月3日に開催される特別展「国立エルミタージュ美術館所蔵 皇帝の愛したガラス」展における来館者への質問紙調査の配布とデータの集計を担当する。同館で対応する時間は受講生一名16時間を予定している。今後、シフトを組んで、調査日程を決定する。後期は、ワーキンググループと共に調査データを分析し、報告書をまとめる作業に従事するため、前後期を通した受講が望ましいことが確認された。

 次回のミーティングは、特別展開幕後に、同館で担当職員の方々とミーティングして調査の注意事項を伺い、調査方法を実地で学習する。