授業報告 博物館学特別講義 II 第13回 7月12日

第13回 7月12日

担当教員:佐々木亨

 佐々木亨先生・湯浅万紀子先生の3回目、主たる内容は各グループの中間報告であった。受講生は3つの班に別れ、それぞれ1)動線・ストップポイントの分析とパワーポイント(以下、PPT)の作成、2)インタビューの分析とPPTの作成、3)調査対象の属性・滞在時間の分析と3つ班のPPTの一本化/教職員へのプレゼンを担当している。

 中間報告では、各班が担当したデータの可視化に焦点が当てられた。1)班は展示室に入った来館者の動線を、2)班はインタビューの内容を、3)班は調査対象とした来館者の性別や年齢などを発表した。無作為に来館者を選んで調査をしているが、性別や年齢、展示室内での行動に一定の傾向がある点は興味深い。データをまとめるのは地味な作業であるが、努力に応じて様々な傾向が発見できるので面白い。これからは、どんな視点でデータを整理し、発表に向けたストーリーを作るかに重点が置かれるであろう。(農学院修士1年 村松弘規)