授業報告 博物館学特別講義 II 第1回 4月10日

第1回 4月10日

担当:佐々木亨・湯浅万紀子

2012年度「博物館学特別講義 II 展示・教育・活動評価」のガイダンスが行われた。参加した大学院生は13名で、文系の学生も理系の学生もどちらも顔をそろえていた。湯浅先生から、担当される先生方が紹介され、そして授業の目標、到達目標、授業計画の説明を受けた。また、北大総合博物館の使命や活動概要、特色ある学生教育であるミュージアムマイスターコースについて解説を受けた。この授業は、マイスターコースの社会体験型科目に位置付けられている。北大総合博物館は、日本ではまだ数少ない大学博物館の1つであり、その特異性や歴史、理念を学生達が理解した上で、本講義を受講していくことが望ましいと思われた。

後半には、実際に博物館の中を歩き、佐々木先生が担当される演習講義によりブラッシュアップされた常設展示の解説を聴かせていただいた。本授業で取り組む展示評価の対象となる展示であり、現在の展示の観方と展示評価を通した取り組み以降の展示の観方に、どの様な違いが生まれるのか興味深かった。

来週から始まる講義が待ち遠しくなるようなガイダンスであった。(理学院自然史科学専攻修士1年 長田詩織)