授業報告 北大総合博物館で学ぼう 第4回 10月18日

第4回

担当:阿部剛史(海藻系統分類学)


今回は、前回の授業で作った海藻の色素を抽出した液体をシリカゲル薄層プレートにぬって、展開液につけることで、薄層クロマトグラフィー効果によって展開した長さの差によって色素を推定した。これによってそれぞれの海藻に含まれている色素から海藻の発生系統を調べることができる。今回の作業は前期の自然科学実験で行っていたので、スムーズに行うことができた。しかし、試料をスポットする回数が少なかったためか、結果の色素が薄くなってしまった。また、関係があるのか不明であるが、透明な海藻を使った結果からは色素を検出することができなかった。残念である。感想としては、短い時間の中でも同じグループの人と楽しみながら講義を受けることができた。この海藻を扱った授業はあと1回だがラスト1回に楽しんで臨みたい。(総合理系1年 森山紫貴)