授業報告 北大総合博物館で学ぼう 第7回 11月8日

第7回

担当:小林快次(古脊椎動物学)


今回も前回に引き続き、化石に関する授業であった。はじめに簡単な講義を受けた後は実習形式となり、化石や骨のサンプルをスケッチして博物館の展示標本と見比べ、どの部位の骨であるかを同定するという作業を行った。この時に用いた化石はなんと本物のニッポノサウルスの骨であり、それに実際に触れることができたのはとても貴重な経験であった。

その後は収蔵庫へと舞台を移し、事前に北大博物館のホームページから調べておいた番号情報を手がかりに多くの棚の中から目的の化石を見つけ出すという作業を行った。収蔵庫に保管されている化石は非常に数が多い上に、どこにどの番号のものがあるのかわかりづらく、時間がかかってしまったが、様々な化石を直接見ることができたのは良い体験だった。中にはトカゲの全身化石などもあり、なかなか面白かった。 今回の授業は他ではできないような貴重な体験のできるものであり、とても充実したものであった。(法学部1年 磯部和博)