授業報告 北大総合博物館で学ぼう 第15回 1月17日

第15回

担当:山本順司(地球科学)


最終回の授業は前回、前々回に引き続き地学系の実習を行った。海岸の砂を渡されて粒を分けて、何が入っているかを調べた。その後、札幌近郊の地形図を基に、調べた砂の後背地推定を行った。砂をよく見ると、様々な色と大きさの粒が混入していた。それをふるいにかけて慎重に分離し、さらに磁石を用いて砂鉄を分離した。非常に繊細な作業だったが、大変興味深かった。次に、砂から水晶、メノウ、黒雲母、貝殻といったものを根気よく探した。途中紹介されたスライドの中で、先生が首をつって作業を行っているもの(下を向き続けるため首がつらい)があったが、本当に首が痛くなる作業だった。地形図を基に後背地推定を行う作業では、砂からこんな情報が得られるのかと驚いた。

今回でこの授業も終りであった。大変興味深い授業で受講してみてよかったと思う。(理学部1年 田中諒)