授業報告 博物館コミュニケーション特論I 博物館宿泊体験実習 5月 14日

5月14日(火)21時に私たちは博物館に集合した。前回の話し合いで「夜」または「暗 さ」を全体のテーマとすることに決まったため、今回は夜の博物館に実際に泊まり、暗い博物館を体験し企画をさらに細かいところまで議 論した。


総合博物館2展示室 クマの剥製の脇で就寝する受講生たち

博物館についてまず私たちが行ったのは「きもだめし」であった。館内をたった一人でルー トの通りに歩くのである。あみだくじで順番を決め、5分おきに出発し、脅かされたり脅かしたりしつつ、私たちはとても楽しんだ。その後は全員で前回の授業で行ったデスモスチルスなどがある化石標本室に行き、懐中電灯で照らしながらどのように見えるのか体験してみ た。恐竜の骨などが壁に映りまるで動いているかのように見えるのは前回体験したが、鉱物の標本が懐中電灯に照らされてとてもきれいに 輝いているのは新しい発見であった。また昆虫標本室にある蝶や甲虫、廊下においてある黒曜石も光に当てると非常にきれいであった。是非企画の中に盛り込みたいと思った。

一通り夜の博物館を体験し新たな発見もあった後、私たちは共同研究室に集まり深夜まで (午前3時半まで)議論を重ね企画の大まかな流れを決めた。休館日を利用して昼も暗幕を使ったり電気を消すことによって暗くし子供向 けのイベントをやり、夜にも学生向けのイベントを行うことに決めた。それぞれのイベントの目的や内容、時期などをおおまかに話し合 い、詳細は木曜日の授業で詰めるということで今回は終了となった。展示室に銀マットを敷き寝袋にくるまり、私たちは就寝した。

今回はとても貴重な体験をさせていただいた。この経験を生かし、次の木曜日からどんどん 細かいところまで話し合っていきたい。

(理学院自然史科学専攻1年 佐藤明日花)


鹿の剥製を携帯ライトで照らす佐藤さん



夜の博物館は、暗闇に包まれている


夜12時頃 受講生たちは眠らない


夜の博物館では昼間とは異なる発見が次々と見つかる