授業報告 博物館学特別講義 II 第13回 7月16日

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担当:湯浅万紀子

今回は、これまでの講義を通し練習を重ねてきた、展示解説の実践を
4名の学生が行った。また、展示解説ボランティアの方々にも授業にご参加いただき、本番に近い臨場感を味わうことができた。全体を通し、初回よりも大幅な改善が見られた。例えば先生方に、ビデオレッスンを通し細かな指導を頂いた身振り手振りといった展示における振る舞い・態度に関しては、姿勢や足の位置、表情、目線、各々の癖を控える等、それぞれ意識的に気にかけていた様子がうかがえた。また内容については、一方的な解説ではなく、11人がより来館者の立場に立った解説を心がけるようになった。印象的だったのが、練習を重ねた結果余裕が生まれたからか、生き生きと展示解説をしていた事であり、来館者に北海道総合博物館の展示物の意義や素晴らしさを伝えたいという熱意を感じた。また質疑応答も初回よりスムーズに行われており、ただ単に聞かれた質問に答えるだけではなく、質問者の更なる関心を引き出すものとなっていたと思う。
来週は私を含め、残り5名の学生が解説10分、質疑5分の計15分で展示解説行う予定だが、今回の展示解説の実践を見て学んだ事を、参考になると感じた事を踏まえ、さらなる飛躍を目指したい。
(文学研究科思想文化学専攻 修士1年 大野藍子)