授業報告 博物館コミュニケーション特論V 第6回 5月22日

担当教員:藤田良治(博物館映像学)、湯浅万紀子(博物館教育学)
実際の展示室で、作成してきた展示解説シナリオをもとに解説練習を行った。一人約10分間でテーマを設定してシナリオを作成し、展示室全体や展示の一部を用いて解説を行った。解説では、調査に使用する機材の模型に実際に入り込み、その使われ方や調査の目的を話したり、パネルに書かれた最新研究について、自分が学部生時代に行った実習・研究のエピソードを交えて話したりしていた。また、展示の制作にかかわった学生もおり、そのような経験も交えて話すと良いというアドバイスがあった。展示に載せられた情報は膨大で、10分間で簡潔に、わかりやすく、かつその魅力を伝える解説をすることは難しいようであった。次回も引き続き、シナリオに基づいた解説のリハーサルを展示室で行う。
専門分野の異なる学生の解説は、着眼点が異なっていて新鮮であった。展示物をもとに、経験や興味に沿って解説を広げていくと、その人にしか話せないオリジナリティが生まれ、個性的な解説になっていくことがとても興味深かった。

(理学院自然史科学専攻 修士1年 久保田彩)

 

 

研究林について解説する矢部さん

循環の展示制作の経験を交えて解説する木野さん

 

木材標本について解説する北原くん

 

水産学部出身の堀くん、魚類について解説する

 

海流について解説する雲中くん