授業報告 博物館コミュニケーション特論 II 第1回 9月3日

6月の講義では、企画書の作成や撮影技法について学び、集中講義までに企画書を提出しメールで指導を受け、必要な映像素材の撮影を行ってきた。

そして、本日から3日間の集中講義が始まった。

受講生は6名(男4人、女2人)で、附属図書館本館のリテラシールームの端末を使っている。

初めに、各自の企画内容について自己紹介を兼ねて発表した。次に、藤田良治先生から博物館にとって映像は「必要」か「不必要」かの問いが出された。同じ問いに答えた集団アンケートから「博物館にとって、映像を活用して情報を伝え、のこすことには意義がある」という結果を示しながら、必要性について解説された。その後、映像を作るコツについて、15秒のテレビCM4本を見ながら講義を受けた。15秒に7から10カットもの映像が入り、印象的に情報を伝える技術を考察した。これから各自が作る博物館をテーマとした1分間の映像へも応用したいと思う。

編集には、リテラシールームの端末を使用する受講生は1名のみで、他は各自のパソコンを使用して映像を作る予定である。使用する映像編集ソフトは、ムービーメーカー2名、Adobe Premiere1名、iMovie2名、AviUtl 1名と多彩である。

撮影についても復習し、三脚を使用して撮影する基本的な内容から光源によって被写体の色を補正するホワイトバランス、ピントの合う範囲をコントロールする被写界深度、大勢の人がいる中でどの位置に立って撮影をすべきか、そのための準備と心構えについて実際に撮影を行ってきた受講生達にとって改めて身にしみる内容であった。

映像は、各自一人一人作品を1分間で博物館をテーマとした映像を制作することとなっており、1分間程度の映像なら、簡単に作ることができるだろうと考えていたが、実際に映像をパソコンへ取り込み、順番がばらばらな映像をどこから手を付ければ良いか分からなく、まとめようとすると必要な映像が撮れていないことがあり思うように作業が進まない。図書館から博物館は近いので必要な映像はすぐに撮りに行くことができ、その際にも先生から撮影指導を受けることができたので、この3日間で魅せる映像を作り上げたいと思う。


カルチャーナイトをテーマとした映像を作る山本くんは、博物館の電灯を撮影する


附属図書館本館にあるリテラシ−ルームで編集作業を行う