授業報告 博物館コミュニケーション特論 III 第2回 10月15日

何か今までにないアイディアが生まれそうだ。本日の講義を終えて、そう思った。

この講義ではミュージアムグッズを企画し、実際に販売する事が最終目標である。今回は第2回目にして早速アイディアを出し合い、同じ講義を受ける受講者達が自分とは全く異なる視点を持っている事に驚かされた。鳥取の特産品である梨の木を使った木工品や、南アジアの木製楽器など、この講義を受けていなければ知る機会もないような様々なアイディアが紹介される中で、改めてチームでグッズ開発を行う意義を実感したのである。さらに、お互いが何を考え、どこに向かっているのかを共有した事で、メンバー共通の目標が少しずつ見えてきたように感じる。話し合いの後、北大博物館の中を歩きながら、博物館の持つ役割や北大博物館らしさとは何なのか、次回の話し合いに向けてそれぞれ考えを深めたのではないだろうか。

新たな試みである和歌山実習林とのコラボについてもまだまだ手探りの状況であるが、実習林に行った事のあるメンバーを中心に、互いの利点を活かすアイディアを模索したい。新しい事に挑戦する分不安もあるが、どんな企画になるか今から楽しみである。

(生命科学院修士2年 阿部万純)


館内で木製グッズ開発のためのアイディアを探る受講生


和歌山研究林の実習では端材を利用してしおりを作った  製作者:阿部万純