授業報告 博物館コミュニケーション特論 III 第5回 11月5日

なかなかアイディアが絞れない・・・。

先週のブレインストーミングによって出たアイディアを分類し取捨選択していく中で、各メンバー「お気に入り」の案が固まってきたのだが、ここでひとつの壁に直面した。自分のアイディアに思い入れが強く、お互いに譲れなくなったのである。

本日は先週に引き続きミュージアムグッズの商品アイディアを吟味し、ショップでの購入者の価格帯調査を加え、アイディアを練り上げる作業を行った。新しい視点を加えたもの、これまでの案をよりブラッシュアップしたもの、アイディアを掛け合わせて全く新しい案にしたものと、甲乙付け難いアイディアが続々と生まれたのだが、次第に議論が滞ってしまった。ターゲットを孫のお土産を買う年長者に絞る、カスタマイズ性を重視する、安さを売りにする等々、それぞれの良さを持っているがために絞る事が出来なくなってしまったのである。メンバーが例年よりずっと少ないという事もあるが、それだけ皆真剣に企画作りに取り組んだ結果だろう。

商品を作る場である和歌山研究林と、売る場である北大ミュージアムショップとの意見交換をするためにも企画をさらに練り上げなければならない。今年のミュージアムグッズの最終的なクオリティはこの壁をどうやって乗り越えるか、今あるアイディアをどのように評価し選択するかにかかっているだろう。

(生命科学院2年 阿部万純)


意見交換は、英語、日本語で行われている


木製の写真箱、蝶の標本箱をイメージしている