2012年度後期学生参加プロジェクト「卒論ポスター発表会の運営」 参加学生による考察レポート

ミュージアムマイスターコースの一環である「卒論ポスター発表会の運営」に参加した学生の総括レポートをご紹介します。

 12月から運営担当として作業が始まって早3ヶ月。本当にあっという間であった。最初は単に他の学部の方の卒論のポスター発表が聞きたいという理由からこ の企画に申し込んだが、作業が始まってみると想像を絶する忙しさと大変さには正直、驚いた面もある。しかし、ポスター制作、リーフレット作り、会場設営、 どれも一つ一つ細かいところまでこだわって作り上げたものは思い入れ深く、自分では力作となったと思う。
  私がこの企画で一番学んだことは、とことん相手の立場に立つということであった。ポスターを見る方、来場される方、発表を聞いてくださる方に分かるように 工夫するということである。来場される方々に楽しんでいただくための工夫や気遣いはとても重要で、このことはこれからの日常でも生かしていきたいと思った のである。
  このような機会を設けてくださった先生方や発表者の方々に本当に感謝している。本当に貴重な経験をさせていただいた卒論ポスター発表会であった。
(医学部2年 YI

僕は、今回、卒論ポスター発表会の運営を担当した。このような企画を行うのは初めての経験で、先生のおかげでなんとか無事終えることができた。

博物館で何かやりたいと思い参加した。僕は、まだ一年生で、卒論というものを全く知らないが、この卒論ポスター発表会の当日、多くのことを、学ぶことができた。僕ら1年生にとって、卒論とは3年後にある何かというイメージしかない。その卒論に対するイメージが一気に現実味を帯びてきた。発表者である4年生の皆さんは自分の卒論を思い思いに語り、僕はその姿に3年後の自分の姿を重ねることができたからだ。

そして、卒論ポスター発表会の運営を担当した感想だが、非常に楽しい。今まで知らなかった専門分野の研究を知った。すごくやりがいのあったポスター制作、作るのにだいぶ時間がかかったが大きな達成感を得た。そして、何より卒論ポスター発表会で、先生方、博物館の職員方、発表者、そして、来場者の皆さんとの出会いで人の輪が大きく広がった。

(水産学部1年 中嶋実)