授業報告 博物館コミュニケーション特論 III 第3回 10月28日

3回の授業では、まず、6年前にこのミュージアムグッズ制作の授業を履修し、実際にデスモスチルスの「紙の標本」の制作に携わった武田増満さんにお越しいただき、その制作全体を通しての流れや進め方、意識した点・反省点などについてお話を伺った。「紙の標本」は他の学生企画グッズと同様に、現在も販売されている。

その後、受講生が順に、どのようなグッズを制作したいかを発表し、その様々な案から、グループワークとして開発に取り組むことに適したグッズを模索するという流れになった。武田さんの話を踏まえ、制作コストや価格設定・関連業者との交渉など、現実的な視点からの議論も目立ち、次週までにグッズ制作にかかわる可能性のある業者を選定し、見積もりなどを調べることを目標としたところで、話し合いが終了した。

少しずつ現実的な側面をすり合わせてグッズ制作のプランが具体化していく中で、各々の個性的なアイデアをどう活かすかが、グループディスカッションの難しくもあり面白い点であると感じた。

(生命科学院 修士1年 磯崎泰)





受講生7名と、6年前のこの授業で「紙の標本 デスモスチルス」を制作した武田さん



「紙の標本」制作の意図や過程などについて説明する武田さん