【報告】2023年度卒論ポスター発表会
2024年3月2日（土）・3日（日）の2日間、卒論ポスター発表会を開催しました。2008年度から始まったこの発表会は、今回で16回目を迎えました。ポスター発表には農学部・理学部・工学部・文学部から11名の4年生が、発表会の運営には理学部・農学院・理学院・文学院から5名の学部生・大学院生が参加しました。
発表者達はポスターの内容・デザインの改訂や発表の練習を重ねてきました。当日は、年代も関心もさまざまな来場者の方々に分かりやすく説明しようと努力し、質問に丁寧に答え、そして来場者との対話を楽しむことができました。来場者の方々は、学生たちの発表に引き込まれたご様子で、質問や感想を多数お寄せ下さいました。運営担当の学生達は、２会場での発表がスムーズに進み、快適で和やかな場を創るように対応しました。当日会場で配布したリーフレットも広報ポスターと同様に運営担当学生が制作し、その充実した内容と洗練されたデザインは多くの方からご好評をいただきました。
本発表会はコンテスト形式をとっており、2日間の来館者投票による賞と、市民・北大教職員・ミュージアムマイスターから成る15名の審査員による3つの賞を設けています。これらの賞の授与式と講評会の司会も運営担当の学生が務めました。
来年度以降も卒論ポスター発表会を開催してまいります。多くの方々のご来場をお待ち致します。
今年度の受賞結果は以下の通りです。最優秀賞は同票となり、２名が受賞しました。
【最優秀賞】２名受賞
木元 友理香（工学部） 「細菌を使った鉱山廃水からの金属回収プロセス」
石川 弘晃（農学部） 「根室地方湿地群の植物相」
【SDGs賞】
石川 弘晃（農学部） 「根室地方湿地群の植物相」
【ミュージアムマイスター賞】
木元 友理香（工学部） 「細菌を使った鉱山廃水からの金属回収プロセス」
【来館者賞】
杉浦 寛大（理学部） 「AI が化石を見つける？ ~未知の化石の発見に挑む！世界初のアプローチ~」
当日の会場の様子
ミュージアムマイスター達による賞は合議によって決定
表彰式の様子
運営担当学生が受付で来場者をにこやかに迎えた
ご好評をいただいたリーフレットとポスターを制作した運営担当学生
1.木元 友理香（工学部） 「細菌を使った鉱山廃水からの金属回収プロセス」
2.伊藤 貴洋 （工学部） 「中川町・当麻町・道南地方にみる建築用地域産木材の流通」
3.三上 凌平 （工学部） 「北海道の現代住宅にみる内と外のつながりかた」
4.菅原 咲紀 （工学部） 「小樽市における戦前期の歴史的建造物について」
5.上野 怜也 （工学部) 「建物配置と地割からみる北越殖民社による野幌開拓計画の特徴」
6.菅 遥斗 （理学部） 「⿃の⾻の個性はどこから？−⾻組織と⽣態の関連を探る−」
7.杉浦 寛大 （理学部） 「AI が化石を見つける？ ~未知の化石の発見に挑む！世界初のアプローチ~」
8.祖父江 陽介（理学部） 「背⾻の形の違いから見るカムイサウルスの⽣態」
9.荒岡 柊二郎（理学部） 「深海底の形成に迫る ～オマーンオフィオライトより～」
10.石川 弘晃 （農学部） 「根室地方湿地群の植物相」
11.幸 一尋 （文学部） 「英語の形容詞＋過去分詞型複合形容詞の形成条件」―結果構文との関連に着目して―
来田 祐太朗 （農学院博士課程1年）
藤木 卓巳 （農学院博士課程1年）
佐藤 英 （理学部2年）
長峰 実央 （理学院修士課程2年）
三田尾 有希子（文学院修士課程1年）
＜教職員審査員＞（敬称略）
坪田 敏男 北海道大学総合博物館 館長/北海道大学大学院獣医学研究院 教授
内田 努 北海道大学大学院工学研究院 准教授
高橋 英樹 北海道大学 名誉教授・北海道大学総合博物館 資料部研究員
出村 誠 北海道大学先端生命科学研究院 / 北海道大学生命科学院 / 北海道大学理学部 教授
山内 彩加林 北海道大学低温研究所 助教
浅野目 祥子 NPO法人手と手 代表理事・ミュージアムカフェぽらす/ミュージアムショップぽとろ 代表
中道 洋友 北海道札幌啓成高等学校 教諭
蛭川 隆介 北海道新聞社 論説主幹
藤田 良治 愛知淑徳大学創造表現学部 准教授
矢野 ひろ NPO法人北海道遺産協議会 理事
太田 晶 むかわ町経済恐竜ワールド戦略室
押野 祐大 北海道中標津高等学校 教諭
佐々木 悠貴 北海道大学工学院 修士課程2年
大藪 隼平 北海道大学理学院 博士課程1年
荒川 大地 北海道大学理学部3年
北野 一平・小林 快次・湯浅 万紀子・市來 紗都子・土田 江里子（総合博物館）
