授業報告 2023博物館コミュニケーション特論 III 第14回 1月17日

前回の最終的な企画案へのフィードバックによって、各商品の販売における方向性がおよそ決定したことを受け、第14回の授業では、多くの班が、具体的な商品化に向けて解説書の制作や内容の監修依頼の準備などに取り組んだ。
ガチャガチャ班は、前回の浅野目代表からのご提案を受けて長方形のキーホルダーから変更となったマグネットの商品を含め、各商品の入稿用データを完成させつつある。さらに、価格表や工程表などを作成し、各種商品の構成確認に向けて着実に準備を進めている。
3つのグループに分かれた文具班のうち、ペンケース班は、解説書や監修依頼の文章を制作するとともに、解説書のサイズや紙の種類を検討し、次週以降、販売形式について具体的な提案を行なっていく予定としている。えんぴつ班は、梱包用の袋と解説書の概要について決定し、解説書の完成と監修依頼に向けて準備を進めている。しおり班は、監修依頼文と解説書の内容について話し合い、次週は店頭掲示用の商品紹介POPについて検討する予定とした。
おかき班は、リーフレットの概要について検討と決定を行い、今後実際におかきの製造者側の方々と連絡を取り合いながら検討を進めていくとした。
前回のご指摘を受けて再度商品についての話し合いを進めたマニアック班は、植物標本からモチーフを変更し、新たに土器を用いたTシャツのデザインを2種類提案して、全体に意見を求めた。魅力的な商品を生み出すため、粘り強い検討が重ねられている。
講義期間も終わりに近づき、各班とも、目前に迫ったゴールに向けてラストスパートを掛けている。講義中や講義後、監修依頼に際して先生方より再度ご指示があり、依頼する先生方に失礼のないようにすることはもちろん、年度末の多忙な時期に時間を割いていただくお願いであることを十分に理解して取り組むようにとご指導いただいた。どのグッズも、多くの人のご助力があって初めて世に出すことができるのだと改めて自覚し、力添えと期待の言葉に恥じない商品を作り上げようという想いを一層強くした。
三田尾有希子(文学院 修士1年)