授業報告 2023博物館コミュニケーション特論 III 第10回 12月6日
本日の授業では、博物館教職員へのグッズ企画の提案を次週に控え、メンバー全員で浅野目代表、北野先生、湯浅先生へ向けた企画案の発表を行った。各班の発表において多くの意見や質問が交わされ、来週の提案に向けての課題点や改善点を確認することが出来た。以下に、各班の発表を要約する。
・マニアック班は、過去に売れ行きが良かったTシャツについて、北大総合博物館ならではのマニアック且つおしゃれなTシャツというコンセプトで企画を行った。柄は、北海道の絶滅危惧種であるテシオコザクラの標本をプリントしたものである。一目見て博物館との関連性やマニアックさが伝えられるかが課題である。
・おかきのパッケージ班は、札幌農学校クッキーに代わる博物館オリジナルのお土産というコンセプトで、縁のあった京都 鳴海屋様とのコラボおかきのパッケージの企画を行った。外箱の包装紙に博物館の建物、おかきの個包装には博物館に関するクイズをプリントし、オリジナル商品として博物館の魅力を発信している。札幌農学校クッキーと並べて陳列した際に、一層目を引くデザインが求められる。
・ガチャガチャ班は、近年のガチャガチャ需要の高まりや現在の売上を背景に、博物館の思い出を持ち歩けるガチャを新たに3種企画した。現在ショップで販売されているランダムシールに加え、関連する数字をあしらったホテルキー型アクリルキーホルダー、博物館の展示空間を切り抜いた長方形型アクリルキーホルダー、北海道大学総合博物館の文字をデザインしたラバーバンドの3種である。1種のガチャのプライズに見た目の統一感を出すことが出来るかが課題である。
・文房具班は、学生や社会人に向けたこだわりのロールペンケース、全年齢が使える博物館らしさのある鉛筆、おしゃれ且つ実用性のあるクリア4連しおり、全年齢に需要のあるノートの企画を行った。ロールペンケースはオオバナノエンレイソウ、鉛筆は博物館の建物と恐竜とカムイロケット、クリア4連しおりは標本とアインシュタインドームのレリーフをそれぞれデザインしており、博物館のオリジナルグッズらしさを表現している。ノートはロルバーンとのコラボを予定しているが、開発期間や販売条件など検討課題が多い。
杉西 杏友(生命科学院 修士1年)