授業報告 2023博物館コミュニケーション特論 III 第6回 11月8日

本日 6回目の授業は、 4 つの班での検討が中心となった。どの班の学生も思い思いにアイデアを発言し、活発な議論が繰り広げられていた。
文房具班は商品コンセプトと制作コストについて検討した。前半は全員でノートの検討に励んだ。大まかに方針を決め、変更点などを確認し、今週中に案を固める方針だ。後半は筆箱、鉛筆、しおりを作る3グループに分かれてそれぞれ案を固めた。筆箱は形をロール型に決め、今週中にメーカーに見積もりを依頼する。鉛筆は三本セットでそれぞれデザインが違うものにするコンセプトに決まった。しおりは四連栞を作ることで固まった。今後はそれぞれ博物館の先生方に向けたプレゼンの準備を進める方針だ。
ガチャガチャ班ではガチャガチャの中に入れるものをキーホルダーにすることに決まった。依頼する業者も固まり、予算内で収まり、順調に進んでいる。デザインが完成したら商品本体は完成である。今後は三グループに分かれて、デザインを制作し、実現に向けて進んでいく。
おかきパッケージデザイン班は少人数でありながら、趣向を凝らした面白いデザイン案が考えられており、一つ一つのおかき袋の裏に博物館に纏わる簡単なクイズを付けて購入者を楽しませることも検討している。デザインに関しては博物館らしさを出すために改善点などもあり、今後ブラッシュアップしていく予定である。
マニアック班も少人数ながら、オリジナルTシャツの制作に励んでいる。本日はヨトウガという蛾を収めた標本箱に注目し、意外性のあるTシャツを作ろうと検討した。また、植物のプリントTシャツも制作したいと考えており、デザインは2つほどに絞れているため、来週までにデザイン案を確定させたい。
どの班も当面の間は商品のコンセプトやデザイン、発注業者などについて話し合っていくことになる。また博物館の先生方に向けたプレゼンテーション作成も進めていく。
今後進むにあたって、たくさんの壁にぶつかると思うが、班員同士で力を合わせて商品完成に向けて取り組んでいきたい。
渡辺隼生(理学院 自然史科学専攻 修士1年)