授業報告 2023博物館コミュニケーション特論 III 第3回 10月18日

3回目の授業では、前回のレポート課題として各々が企画・考案したミュージアムグッズの発表を行った。学生ごとに着眼点はバラエティーに富み、博物館の様々な要素が反映された商品がいくつも提案された。特に、20人近くの学生が考えた商品のアイデアが重複しなかったことは非常に興味深く、今後色とりどりのアイデアが交わされるなかでより良いグッズが生まれることだろう。
今回の発表でも各学生の発表の後には学生間で活発な意見の交換があり、アイデアのブラッシュアップが行われた。湯浅先生や北野先生からは博物館の教員として博物館の利用者層やニーズ、過去のプロジェクトの事例などに基づいた具体的なコメントを頂くことができた。また、今回の授業では文部科学省から北海道大学に研修にみえている藤村さんと、藤村さんを受け入れている本学学務企画課の専門員の土井さんが内容に興味を示され、授業の見学にいらっしゃった。お二方には学生の発表を熱心に聴いて頂いただけでなく、授業の最後には興味を持たれたグッズやアイデアに関するコメントを頂いた。
発表では議論が白熱したため、惜しくも全員が企画グッズの発表をすることができず、数名は来週の授業に発表が持ち越しとなった。来週からはグループに分かれ、いよいよ本格的なグッズ開発が始まる。今回出て来たアイデアがどのように実現されるのか、はたまたグループワークのなかでより独創性のある新たなアイデアが出てくるのか、今から楽しみである。
矢野滉紀(理学院 自然史科学専攻 修士1年)


企画したいグッズについてさまざまなアイディアが発表された