授業報告 2023博物館コミュニケーション特論 I 第11回 7月13日
今回の授業では、主に参加者が絵本を作る方法について話し合いがされた。絵本の作り方については、紹介する展示物の絵の部分を参加者自身にスケッチしてもらうか、シールにして貼ってもらうかで意見が分かれた。実際に展示物をスケッチして時間を測るなどした結果、参加者自身に展示物のスケッチをしてもらう形式は展示物のより深い観察、理解につながり、本企画の趣旨に最も合っている一方、時間に制限があるため全てスケッチにするのは実現が難しいと考えた。そこで、6 つの展示物のうち3つをスケッチ、残り 3 つをシールにして、限られた時間でスケッチと絵本の完成を両立させる形式にすることに決まった。スケッチをする展示物の組み合わせは完全にランダムにすることで、参加者がスケッチをする展示物を選ぶことはできないが、各展示物で作るシールの数に偏りを作らずに済み、また参加者にもより広い展示物へ興味を持ってもらえる機会になるのではないかと考えられる。
広報班ではチラシの完成から配布までを完了させた。チラシは一部の文章、レイアウトを修正したものを印刷し、総合博物館内で配布用に設置したほか、広報班の学生が九条小学校を訪問し、生徒たちに配る分のチラシと博物館のパンフレットを届けた。また、チラシの両面を A3 サイズに並べたポスターを北海道大学構内の掲示板に掲載する依頼も完了した。
標本班では標本紹介ページの原稿の大部分について監修を依頼した先生方からの最終確認がほぼ終わり、授業までに完成版に近いものをを仕上げることができた。これらの体裁を整え、絵本のページとして印刷する用に統合する作業が行われた。
申し込みフォームや Instagram などの WEB システムも本日から始動した。イベント当日まであと少しだが、最後まで各班協力し合って、参加者に参加して良かったと思ってもらえるようなイベントを完成させたい。
岩崎美穂(理学院 自然史科学専攻 修士1年)
各班で授業時間外にも準備を進めている。
広報班は、チラシを完成させて小学校への配布依頼と
館内外への掲示依頼を完了した他、SNS対応も進めた。