授業報告 2022博物館コミュニケーション特論 III 第8回 11月30日

第8回の授業となる今回は、前回に引き続き、デザインについての話し合いや、製作業者への問い合わせ、博物館の教員へのプレゼンテーションの準備を各班で進めた。プレゼンテーションが迫るなか、提案に向けてアイデアを煮詰めている。詳細には、各班において以下のようなことを行った。

・文具類(定規、ポストカード収納ホルダー、耐水ノート、ガチャガチャ)班
ポストカード収納ホルダー班はプレゼンテーションに向けた資料づくりを進めた。コスト計算も行い、1,000円ぐらいで収まるのではないかという結論で落ち着きそうだ。定規班は博物館3階の展示「地球の46億年の歴史」と関連づけてサイズを46cmと設定し、デザインの検討を進めた。耐水ノート班は総合博物館でフィールドノートを利用されている先生方の要望を組み込んで、ノートの中の紙を薄めの耐水紙にすることを決め、製作業者へのコスト見積もりを開始する。ガチャガチャ班はプランクトンを入れる方向で進んだ。3Dプリンターで作ったものをいれるかの議論もあったが、訴求力が弱いのではないかという意見が出た。また鉱石を中に入れることも検討中だが、買いつけを依頼する方の対応時期や選定が難しいとの意見もあった。博物館との関連性が薄くならないように今後もアイデアを詰めていく。

・マグカップ班
マグカップ班はデザインの作成を進めた。博物館の建物をモチーフにしたマグカップは、建物のイラストは完成し、今後はマンモスやニッポノサウルス、エゾシカ、昆布、などのシルエットを描き加えて完成を目指す。もう一つの案では、博物館が収蔵する藻類のタイプ標本を中心に標本をラベルとともにデザインする予定だ。発注する業者は2社に絞られたため、一個発注して容量を確認していく。

・スノードーム班
スノードーム班は中にいれるフィギュアを建物の外観、古生物、ナガコンブの標本の3つに絞った。また、パーツについてはコストを算出した。パーツはこちらで発注する方向で業者の代表と連絡を取り合う予定だ。

江口 佳穂 (文学院 人文学専攻 博物館学研究室 修士課程1年)


スノードーム班ではフィギュアの選定とコスト計算が進んだ。


書記を務めた江口さん