授業報告 2021博物館コミュニケーション特論 III 第9回 12月8日

まず初めに、今回の授業から留学生であるMohammed Galib Hasan Abirさんが参加された。彼はバングラデシュ出身であり、伝統の布製品である「モスリン」について話してくださった。布製品の開発において非常に興味深いお話であった。
今回の授業では、風呂敷案とフレークシール案についてそれぞれ価格とデザインと両面から検討した。風呂敷案では、生地の種類と値段について複数の業者を比較・検討した。また、現在考えている、マンモスのデザインと土器のデザインについて、原案を検討した。両者のデザインとも具体的なデザイン案ができており、生地に印刷した際の発色の良さや、デザインと生地の相性について現実的な話し合いをすることができた。土器のデザインに関しては土器のフチに焦点を当てた別案も話題にあがった。これに関しては来週までに原案を完成させ、さらに検討する予定である。
フレークシールでは、ニッポノサウルスを題材に実際に試作品を作成した。2 cm平方のシールで、カラーバリエーションを展開する方向で決定した。題材としては他の古生物や土器、植物なども予定している。販売方法としてはくじ引きを予定しており、テトラパックにフレークシールを入れ、それをくじ引き箱に入れる。解説書はくじ引き箱の横に設置し、購入者に適宜とってもらう形式を予定している。
来週には風呂敷、フレークシール共にデザインを決定し、再来週には販売価格や発注先も決め博物館教員に対して企画書を提出できるようにしたい。

大藪隼平(理学院 自然史科学専攻 地球惑星システム科学講座 修士1年)

  
池田君と堀井君から、風呂敷とフレークシールの製作業者に関するリサーチ結果を報告

 
安達さんと横山さんからの風呂敷のデザイン案を皆で検討
今回の授業から参加したHasanさんも母国バングラデシュの「モスリン」について説明

 

 
大藪君が試作した古生物のフレークシールの魅力にメンバー全員が共感