授業報告 2021博物館コミュニケーション特論 III 第8回 12月1日

8回目の講義の議題は商品の確定と人員の振り分けであった。まず前回までに箸置き・風呂敷・フレークシールの3種類まで絞られていた。そこから今回は企画プレゼンテーションで発表する商品を選んだ。
箸置きについてはデスモスチルスの骨をどうやって再現するか、という方向で積極的な議論が進められた。しかし骨をモチーフにするうえで、他の動物との差別化が必須であり、それを箸置きとすることが難しいという方向に落ち着き、デスモスチルスを表現するにはフレークシールに組み込んだ方がよいのではないか、ということになった。
風呂敷についてはマンモスと土器の2種類展開を目指すことが決まっており、マンモスについて、色はネオンカラーとし補色の関係の二色を用いるとより博物館のグッズとしての新規性が際立つのではないかという意見が出た。デザインについては実寸大の臼歯と縮小全体イメージを乗せ、マンモスとアフリカゾウを比較する方向で議論が進んだ。また、土器について、色は渋くてポップなものにしてデザインは北大式土器とオホーツク式土器を並べることで埋蔵文化財調査センターへの誘導にもつながるものと考えた。具体的なデザインは実際にデザインを担当するグループがセンターへ行き実際に目で見てから検討する。
フレークシールについて形態は簡単に作れ、くじ引き感を出せるテトラパックとし、考古学系、古生物、アインシュタインドーム等の建物、恐竜、哺乳類のはく製、植物などのジャンルから選び、作製することが決まった。
最後に役割分担であるが4人が風呂敷やフレークシールのデザインについて考え、2人が業者や価格の調査を行うことが決まった。次回の講義から留学生も参加する。言語の壁はあるが自分と大きく異なる背景を持つ人とディスカッションできることが非常に楽しみである。
堀井 元章 (総合化学院 総合化学専攻 物質化学研究室 修士1年)


マンモスの風呂敷のデザイン案を提示


土器の風呂敷のデザインの方向性を検討