授業報告 2021博物館コミュニケーション特論 III 第6回 11月17日

第6回では、先週までに絞り込んだ商品形態(布製品/箸置き/フレークシール )について、具体的な仕様とデザイン案の検討を開始した。
布製品については、「15×15~23×23cm程度のハンドタオル」「お弁当が包めるサイズのバンダナ」「100×100cm程度の風呂敷」といった案が挙がった。高さのあるものを包むと土器のように見える柄・マンモスの模型を実際に見上げたようなアングルのイラスト・黒地にネオンカラーで象のシルエットを載せる、など様々なデザインも提案された。
箸置きについては、「古生物の脚の骨をリアルに再現し、左右をセットにしてペア箸置きとして販売する」という案が出ており、紙粘土で作った模型を実際に手に取りながら議論が白熱した。マニア受けしそうな路線であるだけに、いかにリアルに実物を再現するかのハードルが高そうだ。
フレークシールについては、シールそのものを作ることは難しくない。しかし、デザインのバリエーションや、販売枚数、販売方法などについては、より具体的な案が必要である。
次回以降は、ショップ関係者からの意見も伺いながら、需要はあるか、現実的に作れるかといった点から、より詳しく検討していきたい。
安達寛子(生命科学院 生命科学専攻 生命システム科学コース 博士2年)

 


風呂敷 包んだ時にモチーフが見える配置を考えたデザインを提案


お弁当包みのサイズを検討


フレークシールのモチーフ案も検討


古生物の脚の骨の箸置きを紙粘土で試作