授業報告 博物館コミュニケーション特論 III 第6回 11月11日

第6回の講義では、前回の講義までに集めた情報とショップの浅野目代表の意見に基づいて、企画の実現可能性と難易度を再評価し、「トイレットペーパー」の開発はとりやめ、グッズの候補を博物館の展示のイラストを載せた「サコッシュ」とアインシュタインドームのレリーフをデザインした「豆皿」の二つに絞った。
トイレットペーパーについては、前回の講義ではデザインアイディアについて幾つか魅力的な意見が出たが、今後対応すべきタスクとグッズの完成度を考慮し、また発注先やコストや販売額など諸事情を勘案した上で、企画案を放棄することになった。
サコッシュについては、前回の授業終了後に受講生が実施したアンケートの調査結果と身近な人の意見を共有しあい、集めたデータを分析した。商品としてサコッシュのターゲットを20代から30代の学生に絞り、サイズと生地も決定した。なお、グッズのコンセプトをより明確に言語化し、次回の講義では北大博物館らしいデザイン案を含めて引き続き議論を進めていく。
豆皿については、発注先の情報を比較し、実際に商品化する際の注意点を再検討した。販売方式についてコスト面のほか、販売する際の店頭のレイアウト等を今後も検討する。
次回の講義では、サコッシュと豆皿の発注先について情報を補充し、デザイン洗練する予定だ。博物館グッズの可能性が広がっていき、良い結果に結びつけていきたい。
張 元昊 (工学院 E3プログラム 材料科学専攻 先進材料ハイブリッド工学研究室 修士1年)


司会の片岡さんが段取りをうまく整え、議論がスムーズに活発に進んだ


授業報告をまとめる張さん