授業報告 博物館コミュニケーション特論 III 第3回 10月21日

10月21日に行われた第三回の講義では、ミュージアムショップ・カフェの浅野目祥子代表をお招きし、ショップのコンセプトやこれまでに考案・発売されたグッズに関する分析、お客様の年齢層、グッズの発注先に関する情報などをお話しいただいた。ショップはあくまで「博物館の」店であることを意識し、ショップ内は展示に繋がるような雰囲気に統一しているそうだ。売れ行きの良いグッズだけでなく、芳しくないグッズについても情報を共有いただき、注意点を整理した。
また、第二回(14日)の講義内で履修学生から紹介されたグッズのうち全体として好感触であった2点について、浅野目代表に見解を伺った。実際にそれらを発注するとした場合の、版を用いてプリントする形式と手描きの作家さんに依頼する形式それぞれのメリット・デメリットや金額などをお聞きしたことで、「グッズの開発」ということがより現実的に感じられるようになった。
第三回目からは履修学生各々がグッズを提案し、議論していく。浅野目代表のお話を参考に、コンセプトやターゲット、価格の目安等より具体的な提案を行い、現実的な議論を重ねて行くことで、時間的な余裕をもってグッズの正式な発売を目指す。
岡田えみり(文学院人文学専攻修士1年)

 

ミュージアムショップ・カフェの浅野目祥子代表をゲストにお迎えして質疑応答。
グッズ制作のプロセスについて、より明確にイメージできた。