授業報告 2019博物館コミュニケーション特論 I 第12〜14回 7月4日・11日・18日

「みんなの博物館物語−選ぶ・語る・描く−」 7月6日・13日の開催に向けて全員で役割分担し、準備を進め、当日に臨んだ。
両日とも多くの方がご参加下さり、学生の解説を聞いて巡り、学生達と対話して下さった。参加して下さった方々にお礼申し上げたい。そして、この企画の運営に協力して下さった博物館のボランティアや職員の方々にもお礼申し上げたい。
2回開催したことで、初回の運営面での課題を2回目にはクリアすることができたようだ。
中村君がデザインした企画のロゴは、当日の会場受付など各種サインにも配され、鈴木君の原案を改訂して森本君と和田君が制作したポスター・チラシは、構内や館内を彩った。参加者に学生達が用意した冊子には、この企画の趣旨と博物館の紹介、13名の学生の解説内容とプロフィール、宇都さんが描いた全員の似顔絵、参加者の思いを綴っていただく館内の白地図、参加者に配布するシールを貼るページが用意された。このシールは、各学生の研究テーマや関心事について小田嶋君がデザインしたオリジナルであり、参加者からご好評をいただいた。下田君が編集した学生の紹介動画を全て視聴して来館された方もいらした。
今後、本企画の目的である「来館者に新しい博物館の見方をお伝えすること」が達成できたかを中心に評価を進め、博物館の教員連絡会議で報告を行う。7月18日の授業では、参加者の属性と白地図に綴られたコメント、参与観察結果などデータのとりまとめ、当日の様子を伝える写真の選定など、分析対象とするデータの入力・整理作業を進めた。7月25日は、これらのデータを分析していく。併せて、この企画を準備し運営した学生達にとって、この一連の取り組みの意義や課題も考察していきたい。