授業報告 2019博物館コミュニケーション特論 I 第9回 6月13日

今回の講義では、教員会議での発表報告、企画の目的、企画の詳細・評価方法、企画タイトル、今後のスケジュールの、主に5つのことについて議論を行った。以下、それぞれの議題に関して報告する。

 

1.教員会議での発表報告
今週水曜日の教員会議内で、受講者の代表者が企画内容の発表を行った。その場で得られた反省点について、講義の始めに代表者が報告し、受講者全員で共有した。報告と話し合いにより、企画の目的について議論し確認すること、そしてイベント当日には博物館の入り口前やメインストリートにおいて声掛け・受け答え・イベント告知を行わないことが決定した。代わりに、博物館内での展示解説や来館者の方との対話により注力していくことを決めた。

2.企画の目的
教員会議での反省点から、企画の目的について議論・意思統一を行った。本企画の特色は学生の個性や視点が生かされていることに加え、対話的な解説であることから、議論の結果、私たちはこの企画を通して、「博物館の多様な見方を提案すること」そして「対話を通して参加者とも共有すること」を目的としたいと考えた。この議論により、主軸が決まり、全員で目的を共有することができた。これからも常に意識し活動していきたい。

3.企画の詳細・評価方法
企画の詳細な内容についても議論を行った。学生一押し展示紹介についての確認(受付・案内・解説内容)や来館者の方との交流について、記念シールの配布について、大きな地図の設置場所・書き込み方法についてなど、企画のより詳細な内容を話し合った。また、当日の服装(博物館ジャンパーまたは白衣)や名札(写真、ニックネーム入り)などの確認も行った。

評価方法についても議論を行った。評価については主にリーフレット班や広報班が担当する予定である。

4.企画タイトル
今回の講義では、タイトル決めの話し合いに最も多くの時間を割いた。受講者それぞれの個性が光っており、熱い気持ちからか活発な議論が行われた。前回までに仮決定していたタイトルを軸とし、それに副題をつける形で議論が進められた。ブレインストーミングにより各々が積極的にアイデアを出し合い、意見を交わし、最終的には多数決によりタイトル・副題が決定した。北大生企画であることに加え、対話を通して来館者の方と共有する、というイベント内容を表したタイトルを全員で考えることができた。

5.今後のスケジュール
最後に、今後のスケジュールの確認や必要な作業、来週までの課題について話し合った。必要な作業や準備物を書き出し、それぞれの担当班を決定し、イベント当日までの作業スケジュールを確認した。目的やタイトルがしっかり決まり、企画内容もだんだんと詳細になってきているので、今後は各班がいかに作業を進めていくかが大切である。

来週以降、それぞれの解説内容の確認や動画撮影なども行われるが、これまで通り受講者同士で意見を共有し合い、イベント当日に向けて準備していきたい。

葉柴 隆斗(理学院 宇宙理学専攻 飛翔体観測研究室 修士1年)


授業前日の博物館の会議で企画をプレゼンした


小田嶋君の司会で議論がスムーズに進む


ステップを踏んだ議論により、企画タイトルも決定


書記の葉柴君が欠席者へのタスクの連絡も含めて、報告をまとめる


授業終了後に、学生紹介映像の撮影を相談


まずは下田君の撮影からスタート