授業報告 2019博物館コミュニケーション特論 I 第7回 5月30日

今回の目的は前回決定した「入口プロジェクト」をより具体的にすることだった。企画の差別化の重要性や、他の企画の下位互換にならないかの心配、コンセプトと作成物の矛盾点など様々な指摘があり、それをもとに展示班の人たちの考えを共有しながら話し合いを行った。
受講生一人一人が博物館に対する熱い思いをもっているため白熱した議論になりがちだが、7回目にもなればコントロールすることを覚え始め、呼び鈴を導入したり、少人数のグループに分けたりなどして、出張のために先生が不在でもスムーズな話し合いを実現できていたように感じる。
今回の話し合いでは企画のコンセプトや形式が決定し、全員で共通認識を持つことができた。最後に決めた広報、リーフレット作成、記念スタンプ作成、お揃いグッズ作成の4つの役割に基いて、今後はこの少人数のチームで細かなことを決め実行をしていく予定だ。
7週にもわたる長い議論を終え、やっと一つに決まった。これからは実際の作業や計画に取り掛かることになる。本格始動したこの企画に期待が高まるばかりである。
大下虎太(理学院 自然史科学専攻 地球システム科学講座 進化古生物学研究室 修士1年)