授業報告 2019博物館コミュニケーション特論 I 第5回 5月16日

いつもこの授業の経過を見守ってくださっている皆様、残念ながら今回の授業では企画を最終決定するには至りませんでした―――授業が終わって最初に浮かんだのはこの一文だった。
5月も後半に差し掛かるなか、私たちの議論はますます熱量を増している。今回は受講生それぞれのもつ「北大総合博物館に対する問題意識」「企画の目的」「対象者の属性」「手法」「企画のテーマ」について共有を行った。そのなかで各人の共通項を確認していったわけだが、皆の目的が“より多くの人に北大総合博物館を利用してもらう”という点で共通認識とできたように思う。その一方でそれぞれが持つこだわりによって互いに譲れないものがあり、企画の決定まではできなかった。
バックボーン、研究分野、これまでの博物館とのかかわりがそれぞれまったく異なるこの授業の受講生は、しかし誰をとっても大きな馬力を持っていると私は感じている。だから実際に企画が決定すれば多方面においてそれぞれの力が発揮できるはずである。そのためにも次回までに3班でそれぞれ企画書をまとめ、次回こそ全員の納得できる形で企画の方針を決定したいところだ。
鈴木伶音(理学院自然史科学専攻科学コミュニケーション講座 修士1年)


司会を務めた杉浦さん


イベントゲーム班


常設ゲーム班


展示班