授業報告 2019博物館コミュニケーション特論 I 第4回 5月9日

今回の話し合いではまず、学部一年生の別講義の課題として学生から提出された「どのような北海道大学総合博物館の企画があれば訪れたいか」という意見レポートが氏名は伏せて回覧され、それに目を通すことから始まった。たくさんの企画が様々な視点から私たちにない発想で提案されていて、博物館に求められている機会を皆で再認識した。
さて、今回の話し合いの要だが、ずばり「企画の決定」であった。前回から非常に多様な意見交換が繰り広げられていて、それをもとに今回は皆の意見を集約させる予定にしていた。結論から言ってしまうと、これは保留となった。というのも、前回の意見に加えてゴールデンウィーク中で考え付いた新たな意見などが提示され、さらに具体的で高次の議論へと発展したのである。どんどん膨らむ構想を一度整理すべく、本講義及びこれで行う企画が掲げる目的に立ち返った議論が併せて展開されていった。しかし90分がとても短く感じられた。皆で腹を割るように意見を出したり、それを聞いているのは、単純な感想ではあるが非常に楽しい。ぜひこの調子で続けていきたいところだが、今度こそ企画の内容を決定しなければ時間が足りなくなってしまうだろう。次回はこれまでの話し合いから、確実に1つ、私たちが皆楽しく有意義に行える企画を決定する。絶対にである。
中村 仁哉(理学院 自然史科学専攻 地球システム科学講座 地球生物圏変動学研究グループ(5G)生物/有機地球化学研究室 修士1年)


活発な意見交換ができたメンバー達。
次回は企画の目的を更に意識して企画を決定させる。