授業報告 博物館コミュニケーション特論 III 第15回 1月23日

午前中からの雪降りの中で各班積極的な意見の交換と作業が行われた。
雑貨班とタンブラー班は、授業に先立ってデザインを検討を進めるため、藻類がご専門の阿部剛史先生に収蔵庫をご案内いただき、標本を見せていただいた。
雑貨班は2つのデザイン案を講義参加者全員に示して「どちらが好みか?」と尋ねたが、意見が分かれ、絞るにはもう少し時間が必要となった。解説書はグッズの重要な要素であり、簡単に捨てられないようにしっかりとした内容・体裁とし、グッズの名称とモチーフの由来を説明し、1,2色でサイズはA6判、ある程度の厚みのあるもの、ショッパー班で検討している学生企画ロゴを入れることなどが検討された。英語による説明文は、解説書紙面サイズに収めるには少々難しいため、日本語のみになる見込みである。
タンブラー版はマンパワーが少ないが、健闘している。台紙は厚いものにし、標本のラベルのデザインは各分野の先生方からアドバイスをいただく準備を進めている。本体の製作業者は選定中である。解説書やサービスチケットのデザインもこれからの課題である。
ショッパー班はギフト用(有料)と無料用の2つの仕様書作りに着手して、ほぼ完成に近づいた。授業時間以外にも深夜までの頻繁なLINEのやり取りがなされて作業がとても進み、お互いの意思が共有された。無料用は浜崎さん、安藤さん。ギフト用は野瀬さん、細谷さんが主に担当している。価格については細谷さんがよく調査してくれた。デザインはユニークで、そこにレイアウトされる標本等のモチーフについて各専門の先生方から直接のアドバイスをいただき、博物館らしいものに仕上がりつつある。一枚あたりの価格はなかなか希望価格までは行き着かないが、デザイン、紙、印刷の色は魅力的な雰囲気がよく出つつあると考えている。
近藤 喜十郎(文学研究科 人間システム科学講座 地域システム科学専攻 修士課程2年)


巾着の3種類のデザインや解説書の検討を進める雑貨班


阿部剛史先生に藻類の収蔵庫をご案内いただいた結果を共有するタンブラー班


仕様書の完成を目指すショッパー班