授業報告 博物館コミュニケーション特論 I 第9回 6月14日

第9回の講義では、これまでの議論を踏まえ細かな調整と役割分担を行った。
まず、本時の冒頭では雲中さんによるプレゼンテーションが行われた。これは、前日の博物館の会議で行われたものと同じものである。企画の目的、趣旨、当日の流れ、安全面での配慮、広報、企画の評価方法、博物館への依頼事項が明快にまとめられたプレゼンテーションであった。博物館の会議で教員から寄せられた要望と提案についても確認した。
続いて、広報班メンバー3名からポスター案が提示された。これを基に履修生全員でポスターのデザインや表記に関する議論を行った。広報班によるポスターは非常に美しいものとなっている。近々公開予定であるため、このウェブ上の記事をお読みの皆様にも是非、ご覧頂きたい。
また、本時は本企画におけるスケジュールの調整と班分けも行った。具体的には、広報班の他、取材班や調査班の3班に分かれて、班同士の連携もとりながら進めることになった。広報班では、本時の議論を踏まえ、ポスターの更なる改訂を行う他、募集に関する仕事も担当する。取材班は、北大理学部の卒業生から旧理学部時代の総合博物館の建物における思い出やエピソードの聞き取り、更には当時の写真などを探す予定である。調査班は、文献調査や来週21 日に予定される建築史がご専門の池上重康先生による講義の記録を担当する予定である。
いよいよ我々の企画の実施日が目前に迫ってきた。文系理系が混ざり合う本科目の受講生全員で残り少ない時間ではあるが、より充実した企画となるよう努めて参りたい。
押野祐大(生命科学院生命科学専攻 生命システム科学コース 環境応答統御分野 生物適応機構学研究室 修士1年)


授業前日。博物館教員連絡会議での雲中君による企画プレゼンの様子


ポスター案をベースにして司会の近藤さんを中心に議論を進める


調査班、取材班、広報班の今後のタスクが整理されていく